夜勤がつづくと「食べる時間も中身もバラバラで、血糖値が心配…」という声をよく聞きます。
でも大丈夫。ちょっとした工夫で、夜でも朝でも血糖値のゆれを小さくできます。
今日からできるコツとメニュー例をまとめました。
夜勤で働くと体内時計(サーカディアンリズム)が昼夜逆転しやすく、血糖コントロールに負荷がかかります。
こちらの記事では、夜勤者のリアルな勤務サイクルを想定しながら「何を」「いつ」食べれば血糖値の乱高下を最小限にできるか、管理栄養士の視点でまとめました。
※医療機関で治療中の方は、必ず主治医の指示を優先してください。
この記事でわかること
- 夜勤が血糖値に影響する3つの理由
- 食事を抜かずに軽く済ませる“量とタイミング”のコツ
- 出勤前・深夜・勤務後――時間帯別おすすめメニュー例
- 帰宅後の「食べすぎ&寝落ち」を防ぐ簡単ルーティン
- 無理なく続けるための“分け食べ”テクと注意ポイント
もくじ
夜勤で血糖値が乱れやすいワケ(かんたん解説)

- 夜はインスリン(血糖を下げるホルモン)が昼より働きにくい
- 不規則な休憩で「空腹 → ドカ食い」の波ができやすい
- 高脂質・高糖質を夜に食べると、翌朝まで血糖が高いまま
“夜勤だからこそ、量とタイミング が大切” です。
夜勤中の3つのコツ
コツ | 具体例 | ねらい |
---|---|---|
① 食事は抜かずに軽めに | おにぎり小1個+味噌汁 | 低血糖やドカ食いを防ぐ |
② 野菜・たんぱく質を先に | サラダ → ゆで卵 → 主食 | 食後血糖の上昇をゆるやかに |
③ 仮眠前は液体+たんぱく質 | ソイプロテイン+水 | 胃もたれを防ぎ、眠りの質UP |
⏰時間帯べつおすすめメニュー
🕗 出勤前 19:00〜20:00
- もち麦ごはん 100g
- 焼き魚(サバ/サケなど)
- 野菜たっぷり味噌汁
🕛 夜中の軽食 0:00〜2:00
- ゆで卵+ミニサラダ
- ブランパン1個+スライスチーズ
- ナッツ20g+無糖ヨーグルト小カップ
🕖 勤務後 6:30〜8:00
- 食欲がある日 : オートミール粥+温泉卵
- 食欲がない日 : 豆乳+プロテイン10g
🌟帰宅後の「食べすぎ・寝落ち」を防ぐには?
- 帰宅前に 軽食(プロテインドリンクなど)をとる
- 家に着いたら 30分は起きて シャワーやストレッチ
- 起床後は 野菜スープ でリズムをリセット
📝まとめ 〜 分けて食べれば血糖値は守れる
- 夜勤でも 食べる“時間”と“量” を調整すればOK
- 主食は控えめ、野菜とたんぱく質を先に
- 仮眠前は液体中心、食後すぐ寝ない
完璧をめざすより “これなら続く” を選びましょう。今日もお疲れさまです!
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(本記事は一般的な情報です。治療中の方は医師・管理栄養士の指示を優先してください。)