「血糖値を下げましょう」
「食事を見直してください」
そんなふうに医師や栄養士さんから言われたけれど、
実際に何から始めればいいのか、わからない。
そんな方へ。
ここでは、難しい栄養学や厳しい制限ではなく、
たった3つのことだけに絞って、血糖値を整える食事の基本をお伝えします。
これなら、忙しいあなたにも、今日からすぐ実践できますよ。
🍚 食事の「質・量・時間」この3つを意識すれば大丈夫

血糖値のコントロールに大切なポイントは、実はとてもシンプル。
食事の
✅ 質(何を食べるか)
✅ 量(どれくらい食べるか)
✅ 時間(いつ食べるか)
この3つを意識するだけで、体はしっかり応えてくれます。
食事で大切なのは、厳しく我慢することではなく、上手に選ぶこと。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
🌾 質|(何を食べるか)
食べるものを「よりよい選択肢」に変えるだけ
「白いごはんはだめ」「パンはだめ」
そんなふうに思っていませんか?
実は、全部をやめる必要はありません。
いつもの食事を、少しだけ身体にやさしい選び方に変えるだけでOKなんです。
例えば…
よくある選択 | ちょっとだけ良い選択 |
---|---|
白米ごはん | もち麦ごはん/雑穀米 |
食パン | ブランパン/全粒粉パン |
菓子パン・スイーツ | 果物・寒天ゼリー |
甘いジュース | 無糖茶・無調整豆乳 |
ポイントは、「置き換える」だけ。
無理にやめるのではなく、
「これならできるかも」と思えるものを、少しずつ取り入れてみましょう。
🍽 量|(どれくらい食べるか)
食べすぎても、減らしすぎてもダメ
血糖値を意識すると、つい「食べる量を減らさなきゃ」と考えがちです。
でも、減らしすぎると、次の食事で血糖値が急上昇する危険性もあります。
適切な量の目安はこんな感じです。
- ごはん:お茶碗 半分〜2/3杯
- パン:小ぶりのブランパン1〜2個
- 麺類:乾麺なら1/2袋くらい
そして、**「満腹まで食べないこと」**がとても大切。
- 一品ずつ、ゆっくりよく噛んで食べると満足感も得られます
「なんとなくお腹が満たされたかな?」で箸を置くクセをつけると、自然と食後血糖値の上昇を抑えられます。
「お腹をいっぱいにする」よりも、「身体をいたわる食べ方」が大切です。
⏰ 時間|(いつ食べるか)
食べるタイミングが血糖値を左右する
意外と見落としがちなのが、「いつ食べるか」というポイントです。
- 朝ごはんを抜くと、次の食事で血糖値が急上昇しやすい
- 食べる順番は「野菜 → たんぱく質 → ご飯やパン(主食)」が鉄則!
- 間食は1日1回、15時前後が理想的です(夜は避けましょうね)
つまり、
「何を食べるか」よりも、**「どのタイミングで、どの順番で食べるか」**のほうが、血糖値管理には重要な場合もあるのです。
📝 今日からできる、簡単な習慣まとめ
✅ ごはんは雑穀やもち麦にして、お茶碗半分くらい
✅ パンならブランパンや全粒粉パンをチョイス
✅ 朝ごはんをしっかり、まずは野菜から食べる
難しく考えず、
「今よりちょっとだけ、体にやさしい選択をする」
そんな気持ちで始めてみましょう。
💬 おわりに:あなたのペースで大丈夫
血糖値を整える食事は、完璧を目指さなくて大丈夫です。
1食だけでも、1品だけでもいい。
できることから、できる範囲で。
「食事を変える」というと、ちょっと大変そうに聞こえるかもしれません。
でも、ほんの少し意識を変えるだけで、体はゆっくりでもちゃんと応えてくれます。 大切なのは、続けられることを見つけることです。
あなたの暮らしに寄り添いながら、
これからも一緒に、「やさしく整える食事」を探していきましょう。